「今よりもちょっとデキル自分になる」
会社で働く際に心配になることはありませんか?
私は「自分の能力で足りるのかな…」「仕事についていけなければどうしよう…」そんなことを思っていました。
技術部には、出来立てほやほやですが人材育成を目的とした研修グループがあります。
研修グループは自分たちに足りないものを探し出し、それを補強するための研修を考え、自分たちで作っていこう!をテーマに活動にしています。
「今よりもちょっとデキル自分になる」をコンセプトに、自力で人材育成するって他の企業ではないレアな取組なのでは?と思っています。(そういう私も実は設計者です)
私たちの取組の良い点は、毎日働いている自分自身が感じている問題や課題をテーマとして取り扱えることです。すべてを網羅する目的で様々な研修コンテンツを準備するのは中小企業にとって費用も時間も大変な支出です。またOJTで学んだことをOFF-JTでも学び、研修が重複してしまうことも多く発生してしまいます。私たちにジャストフィットする研修を私たちで作っていければと考えています。
2023年下期は『報連相』をテーマに研修を行いました。
私たちの研修では、最初に「目的」と「ゴール」を話し合います。
今回は、どんな社会人になりたいのか?どんな先輩や上司になりたいのか?を設定するところから始めました。理想の先輩とは「チームで仕事ができる」「チームを引っ張っていける人」そんな特徴が浮かび上がってきました。
それを達成するにはどんなスキルや行動や思考が必要なのか?その答えの一つが『報連相』でした。『報連相』研修を受講した後は、一人一人が持っている情報を開示し、困っていること、問題になりそうなことを事前にチームと共有して、様々な問題にチームで対処できるようになること、対処に当たっては様々な角度から抜けがないことが当たり前にできるようになる。そんなゴール設定をしています。
今回の研修には技術部の約半数が参加し、私たちが作成したいくつかのケーススタディを基に、理想の報連相とは何かを真剣に話し合い、お互いに意見をぶつけ合って目指す姿をまとめていきました。
これまで自分で考えてきた理想に向かって行動していた参加したメンバーは、同僚や先輩の考え方を学び、また報連相の重要性を再認識できたと思います。
私たちの研修はこれで終わりではありません。
参加者組織の管理職方にフィードバックをしてもらうことで目指している方向に間違いがないかをサポートしてもらいました。
フィードバックは2週間に1度、研修の参加者からの報告で始まります。参加者自身が設定した目標に対して、自身がどのような行動、思考で業務に取り組んだのかを管理職の方へ報告します。それを受けた管理職の方は、参加者の日ごろの行動を振り返り、目標に向かっていけるようなアドバイスをしていただきました。
それにより、参加者は自信をもって理想の姿への一歩を進むことができています。
技術部での活動の一端を感じてもらうことはできたでしょうか?
もしも今、「自分でも務まる仕事なのだろうか?」そんな風に心配されているのなら是非とも浜名ワークスにお立ち寄りいただき、空気感を感じてもらえたらと思います。
執筆者 : 研修グループ