輸送効率を極める
大は小を兼ねるのか?
輸送効率を追求するとトラックの大型化を進め、一人当たりの輸送量を増やして行くことになるが、本当にそれでよいのだろか。
現在道路環境の整備が進んで、一昔前に比べれば大型車が通行できる道路が増えてきた。
しかし広い敷地が有るとこはよいが、そうでないところまでの運転や最後の積み下ろしは難しいものとなる。
ましてや、連結車ともなれば神業か曲芸である。
最適なご提案
政府が進めていた「ダブル連結トラック」は、省人化をはかるため1台で2台分の荷物を輸送しようとしたもので、連結全長25ⅿまでのフルトレーラを使用し、通行できる道路を整備しようという目論見だったが···
国内道路事情の実態は、政府の目論見にはまだまだ追いついていない。
そこで私は、
同じ2台分の荷物を運べるのなら運転がしやすいほうが良いと考え、2台分の荷台長さを備え、かつ連結箇所が1箇所に出来る連結全長23ⅿのセンターアクスル型フルトレーラを考案し、お客様にお届けした。
これなら、連結したままでバックの運転も容易にできるし整備性も他のセンターアクスルフルトレーラと変わらないからだ。
知らなかった
当社には整備のために週末修理の車が入ってくることが多い。
整備のためにドライバーの方自ら持ち込んでもらうことがあるが、それほど広くない当社の構内を完璧に出し入れしているのを見ると本当に感心する。
荷台の操作を見ていると、想定外の操作をしていることもしばしば見かけることがある。
そのときドライバーの皆様と会話をすること。これが私たちのエネルギ源なのだ。
知らないことを聞き、お困りごとを聞き、設計する上でのヒントを聞き、仕様面でいろいろな提案をすることにつながるのである。
こんな車がほしい
新しい機構の車を作るうえで、お客様の要望を全力で解決することは私たち設計者の使命だ。
しかしどんなに自分たちだけで考えていても、お客様が満足したものにはならない。
お客様に満足してもらうためには、現場に行き、対話することを繰り返し、双方が納得したものを提案していかねばならない
その結果が23mフルトレーラに集約されているように思う。
執筆者 : Yuji
Case Study
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浜松市主催の「HAMAMATSU STARTUP NIGHT」~Fuse your mind!Fuse your innovation!~イベントが 2022年7月28日虎ノ門ビジネスセンターCIC-Tokyoで開催され、参加させていただきました。
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