冬期におけるトレーラのブレーキ引き摺りによる火災にご注意ください
ブレーキ機器が凍結すると非常に危険な状態になります。凍結を防止するためにエア・タンクの水抜きを励行すると共に、特にブレーキ機器の点検整備を行い、ブレーキ用エアに含まれている水分の除去を実施して下さい。
・リレー・エマージェンシ・バルブ内に水分があると、冬期に水分が凍結し、当該バルブ内のピストンが固着することにより、ブレーキが作動し続け、ブレーキの引き摺りが発生し、最悪は火災に至ることがあります。
【冬期のトレーラ火災の未然防止に関するお願い事項】
1.冬期における下記ブレーキ機器の点検整備の実施
(1)エア・タンク内の水分の有無の点検及び除去※
※エア・タンク内に疑水がないことの確認は法定点検項目です
(2)エア・ドライヤの点検整備(乾燥剤やフィルターなどの定期交換等)
(3)リレー・エマージェンシー・バルブ内の水分の有無の点検及び除去
2.その他、トレーラの整備要領等に従って点検整備を実施下さい
なお、ブレーキ機器の点検整備は、専門のサービス工場(認証工場)で受けて下さい。
トレーラをご利用のお客様におかれましては、気温が低下する冬期を迎えるにあたり、ご一読いただきますようお願いします。
詳しくは【一般社団法人 日本自動車車体工業会】のWebサイトをご確認ください。
- 関連URL
- 一般社団法人 日本自動車車体工業会
- ファイル(クリックするとダウンロードします。)
- トレーラのブレーキ・バルブ凍結による車両火災に注意